住宅ローンが支払えない・滞納しているなどで、いずれ所有不動産が競売になってしまうことが予測されるような場合に、競売が実施される前に債権者の同意を得て自主的に売却する方法です。
売却価格
一般市場(購入者は銀行融資も可能で安心できる取引)での売却なので、市場価格又は相場に近い価格での売買が可能。よって最大限残債を少なくすることが可能となります。
残 債
債権者とのご相談の上、鞭のない額での分割返済が可能です。
明け渡し
買い主や債権者との打ち合わせにより、引っ越し時期や条件などある程度柔軟に要望を聞いてもらいやすい。
プライバシー
初期段階なら誰にも知られず売却することも可能です。また、競売ではなく、通常の住み替えとしての販売活動も行えますので、家族のプライバシーも守りやすいです。
他人からの干渉
一般の売買として引っ越しますので、慣れ親しんだ地域内でも住みやすい。また、状況次第では引っ越しをすることなくそのまま住み続ける方法もあります。
諸費用
売主として持ち出し負担の費用は一切なく、債権者との調節次第では、売買代金の中から一部を引っ越し代金や住み替え資金(現金)として配分できます。また、税金や管理費・修繕積立金(マンションの場合)などの滞納金も生産可能なケースもある。
精神面
強制退去とは異なり、自主(自分の意思)売買での引き渡しなので、計画的かつ前向きに新生活のスタートができる。
手 段
債務者・債権者ともにメリットは多く、有効な手段なので話し合いによる円満解決の方法の一つといえる。債務者再建型。
- 返済のために売りに出したがなかなか売れずに困っている
- 不動産会社に売却相談したが、残債が多すぎて無理と断られた
- 会社倒産・リストラ等で収入減となり、ローン返済ができなくなった
- 離婚等で1人でのローン返済が困難になってしまった
- 給料カットなどで今後の返済が不可能に近い状態である
- 住宅ローンのために他から借金して返済に充当している
- 金利アップで返済額が上昇し、返済が困難になった
- 病気やケガで仕事が出来なくなった
- 税金やローン支払いが滞納し、「催告状」「督促状」が届いている
- 債権者から「期限の利益喪失」通知が届いている
- 債権者側から「代位弁済」通知が届いている
- 裁判所から「競売開始決定」通知が届いている
- 裁判所から「不動産の現状調査」通知が届いている
- 裁判所から「期間入札」実施予定通知が届いている
- 多重債務に陥り「自己破産」を検討、または破産した
【例】ローン残高2,500万円のケース
競売の場合
- 現金を残すことは出来ない!
- 税金も精算できずに残る!
- 配分が回らない限り先順位の債権者だけの配分
残 債
約1,000万円
債権者から一方的に
残債一括請求
強硬な手段での請求も?
自己破産へ!?
お客様のお話を伺った上で、一番ベストな方法を選択します。
当事務所へご相談
将来についての展望から、現状のことを考え、ご希望を優先します。
状況やご要望の確認・解決方法をご提示
お客様の代理人として、各種調査・交渉を行います。
売買契約
近隣相場や蓄積されたデータ、取引事例をもとに価格調査を行います。
不動産価格調査・不動産の査定
将来についての展望から、現状のことを考え、ご希望を優先します。
すべての債権者へご連絡
売買が早期に成立するように、幅広く情報を発信します。
販売活動(一般の住み替えと同様)
商談が成立しましたら、買受人(買主)様にご購入申し込みをしていただきます。
買主様による購入申し込み
債権者が複数いる場合には、配当の調整などを用いて個別に交渉します。クレジット会社や消費者金融との債務減額交渉も引き受けます。(弁護士・司法書士)
この時に引越代金をお渡しできるよう調整致します。(最大30万円)
債権者との配分調整・確認・合意
条件が成立すれば、買主と売買契約を締結していただきます。
不動産売買契約
売却するお住まいから、新たな住居にお引越しいただきます。売買条件によっては、売買代金から捻出することも可能です。
お引越し
次のことを順に進めてまいります。
●代金精算
●競売取り下げ
●所有権転移
●差し押さえ解除
●抵当権抹消
●引っ越し代金受け取り
決済
新生活の開始
競売と任意売却では、金銭面だけではなく、今後の流れに関しても大きく変わります。
まずはひとりで悩まずに、お気軽にお問い合わせください。
再出発へトータル的に全面支援を致します。
げんきエステートでは、一人でも多くの方々のお悩みが減るようにサポートさせていただきます。
お悩みを軽くし、笑顔で再スタートを。